NEW! 商業施設設計のリアルを読み解く — 実務と戦略から学ぶプロセスー

■コース内容■

【１】“商業”とは何か？ 建築が支える人と消費の関係

商業とは「商品の売買を通じた生産者と消費者の接点」であり、戦後のモノ消費からコト消費へと移行してきました。現代の商業空間の役割は情報・体験・ブランド認知の場として機能しています。こうした変化に、設計者はどう向き合っているのか？

【２】商業施設はこう作る ― 設計のプロセスと論理

商業設計の一歩目は、立地条件・商圏分析・競合調査から始まります。その重要性を理解し、設計プロセスの全体像につなげていくことが、施設の価値向上につながる設計になります。それらを理解し、設計の合理性と論理的根拠を学んでいきましょう。

【３】売れる空間とは？ 商業施設建築における戦略設計

人が集まる商業施設と、集まらない施設、その違いはどこにあるのでしょう？売場効率、回遊性と接続設計、売り場拡張の工夫といった、「売れる空間」を成立させる要素を整理し、デザインとビジネス戦略の結びつきを理解しましょう。

【４】ABC工事とは？ 商業施設建築の現場マネジメント

商業施設では“誰がどこまでやるか”が複雑です。設計・費用・施工の責任分担や共用部・店舗内・設備境界の工事区分など、発注者・設計者・施工者の役割分担を把握し、現場での調整・マネジメントに必要な実務知識を身に着けます。

【５】商業設計に向いているのは、どんな人？

商業施設建築に求められるスキルや適性、商業設計に携わる上での姿勢や強みを、実際に行われたプロジェクトを事例に考えていきます。キーワードは「変化に強い設計者」。「建てる」だけでなく「支える」設計者を目指しましょう。